中国株ファンドってなに?

中国株ファンドとは、文字どおり中国の株式市場に上場している企業を運用対象とした投資信託(ファンド)のことです。

投資信託とは、多くの投資家から集められたお金をプロが運用するというもので、投資家はいろいろな内容(テーマ)のファンドの中から自分の好みにあったものを選んで投資することができます。

投資信託では、プロがその具体的な運用方針や方法、そして運用対象を決めます。そして運用会社や信託銀行などが連携してそのファンドを運用します。

資家はファンドの中身を確認し、気に入れば購入・保有します。他人に任せることになるので、とうぜん運用側に対する報酬を支払うことになります(信託報酬といいます)。

多数あるファンドはテーマ・内容も異なれば、コストもパフォーマンス(運用成績)も様々です。その中から、自分の運用方針や考えと合っているものを選んで投資するのが大切なことだと思います。

中国株ファンドは儲かるの? これから下がり続けることはないの?

中国株ファンドが注目を集めはじめたのはいつからでしょうか。2006年か2007年と、割と最近のように思います。マネー誌の誌面でよく「BRICs」という単語が踊りはじめたのと同じような時期でしょう。

BRICsというのは、成長著しい新興国のブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字をとった言葉です。こういう言葉が出来ると、商品を売るほうも売りやすいのでしょうか。どんどんBRICsを運用対象としたファンドがあらわれ、そして宣伝されていきました。

その結果、投資家たちもBRICsを運用対象としたファンドを購入し、保有するようになりました。その人気は凄まじいものでした(実際のファンド合計の運用額などはわかりません)。

しかし、上昇が一段落したあとの下落もまた凄まじいものがありました。これはある意味とうぜんのことで、上昇が大きければ下落も大きいのです。それが金融商品の性質なのですが、その例に従い2007年夏から2008年10月現在まで続く金融危機でのBRICs各国の株価下落は、先進諸国よりも非常に大きなものとなったのです。

また、金融危機による危機回避の動きで下落しただけではないことにも注意が必要です。新興国市場に対する投資家の過度の期待から、株価はバブルの様相も呈していました。つまり、市場の崩壊は目に見えていたものでもあるのです。

ただ、金融危機によって実際に打撃を受けた国もありますが、依然としてBRICsをはじめとした新興国の成長は目覚しいものがあります。

中でも中国は、経済的に21世紀の世界を背負っていくような存在として世界から注目されています。サブプライムローン問題を端とするアメリカやヨーロッパ先進国の経済状況の変化を受け、それは意外に早く訪れる可能性もあると指摘されているほどです。

この株価下落をチャンスととらえる投資家も多いようで、いままであまりの人気のために高すぎて手を出せなかった中国やインドの株を購入する人も、今後増えるかもしれません。

しかし、いちばん重要なのは「みんなが買うから株価は上がる」ということではなく、長期的な経済成長にのっとった企業の成長、自然な株式市場の拡大に目を向けることです。

そういう観点で運用されているファンドを選択するのが、のちのち大きな利益をもたらす要因になるのではないかと思います。もちろん、これは個人的な考えで、投資は自己責任でおこなうものだということは忘れないでいただきたいと思います。